東大生が考える生物の学習6ステップ―⑥高校生物を制覇する―

さあ、生物の学習もこの段階まで来たらあとは、「高校生物の完成」を目指します。

最後の段階では、入試問題での問われ方を大きく2つに分けて、それぞれに対しての戦略を練っていきましょう。

客観式と論述式

生物の入試問題の問われ方のタイプには「客観式」「論述式」があります。

簡単に説明すると、

  • 客観式:主に知識問題(用語記入、選択式)や、考察問題(選択式)で、誰が採点しても正解と不正解が明らかなもの。(例えば、解答欄にAとかアとか書く問題)
  • 論述式:主に知識論述問題、考察論述問題のこと。自分の言葉で用語や仕組みを記述したり、考察を書く問題。

これを以下のように4パターンに分けることが出来ます。

この中でもっとも難しいのは、右上の「考察して論述するタイプの問題」です。

これができるようになるには、正確な知識を増やし、書く力、考察する力をつけることが大切になります。

難関大で頻出の「考察論述問題」が解けるようになるまでのルートとして、2つの道を制覇する必要があります。

  • 知識論述問題ができるように書く力を高める道
  • 客観式の考察問題ができるように考察する力を高める道

の二つの道です。

ただ愚直に量をこなす勉強をするのではなく、「今自分はどういう力をつけるためにどんな勉強をすべきなのか」を常に考えながら勉強していきましょう。

それぞれの段階によって使う問題集のレベルを使い分ける必要があるので、以下を参考にしてみてください。

左下の領域(まず正確な知識をつける段階)では…

教科書

常に肌身離さず持ち歩いて、隙あらば読むようにしましょう。音読すると◎

生物(生物基礎・生物)基礎問題精講

基礎固めの問題集としてかなり完成度が高い問題集です。僕も実際に使っていました。

生物用語集 (駿台受験シリーズ)

教科書で出てきた用語をより深く知りたいときに使えます。僕は最終的にこの用語集を暇なときに熟読していました(笑)

左下から左上に進む(考察力をつける段階)では…

共通試験(センター試験)の過去問

センター試験は選択式ですが、レベルもちょうどよく、質のいい考察問題の宝庫です。

考察問題の足がかりとして、できるだけ早めにセンター試験の過去問に触れておくのはおすすめです。

大森徹の生物 実験・考察問題の解法

2020年発売の、レジェンド講師大森先生の考察問題を集めた問題集です。

大森先生の問題集はどれも完成度が高く、この問題集にもかなり期待できます。

後ほど、こちらの本のレビュー記事を書きたいと思っています。

左下から右下に進む(論述する力をつける段階)では…

生物記述・論述問題の完全対策

こちらは記述・論述問題に特化した問題集で、頻出の記述問題が110題取り上げられていて、採点基準がついているので自己採点が簡単にできます。

難関大受験生にとって、この「知識」論述問題は落とせません。この本でしっかり対策しましょう。

右上の領域(考察して論述する段階)では…

全国大学入試問題正解 12 生物

本書は、その年の全国の主要大学の入試問題を集めたもので、ひたすら最新の過去問による訓練ができます。

なるべく早い段階から取り組んで、考察論述に慣れてしまいましょう。結局は「慣れ」の部分が大きいです。

生物[生物基礎・生物] 思考力問題精講

「考察問題に絞って取り組みたい!」という人はコチラの本もおすすめです。

図や実験結果などから“考える”問題がセレクトされていて、これをこなせるようになれば相当力がついている証拠です。ただかなり難しいので、他の科目との兼ね合いも考えて、賢く使いましょう。

おわりに

ここまで全6回の「高校生物の学習論」を読んで頂き、ありがとうございます。

ここに書いたのはあくまでも僕個人の見解ですので、これが絶対に正しいとは言い切れません。

「こういう考え方もあるんだな〜」くらいの感じで受け止めてもらって、「ここ良いな!」というところがあればぜひ普段の学習に取り入れてみて下さい。

生物という科目をもっと好きになってもらえるように、これからも役に立つ知識を紹介していきますので、チェックしてみてください。

それではまた!


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